京都の夏は「祇園祭」から始まります。
いつもなら梅雨明けと同時に祇園祭が始まるのですが、今年は少し早い梅雨明けでうれしい限り。
ということで、今年も恒例の「祇園祭で粽を購入するぞ!」を始動しました。
祇園祭とは
平安時代(9世紀中頃)平安京に流行した疫病を抑えようと、勅を奉じて神泉苑に66本の鉾を立てて、祇園社の神輿を神泉苑に送ったことが始まりとされています。
ここでいう鉾とは、今の鉾とは違って6メートルほどの棒状で先が諸刃の剣になったものです。ちなみに、こどもの日の滝尾神社のお祭りで、この鉾を観た事があります。ここで繋がっていたのかと感心。。。
応仁の乱で一時途絶えてしまったそうですが、町衆の力で1500年に復興されました。
・鉾が神域へ入るための神聖な儀式
・1533年に時の権力者が鉾を動かしてはいけないというお達しを出し、
鉾が巡行できないように、道にしめ縄を張って結界をつくったようですが、
それを切って鉾は進んでいった名残り
と言われています。
このポスターは、33基の山鉾を表している素敵なポスターだったので写真をパチリ。
ちなみに実際は32基+1基(大船鉾)を表しています。大船鉾は2014年に150年ぶりに復活します。来年は楽しみです!
まずは、八坂神社へ去年の粽を奉納しにいきました。
祇園祭は、八坂神社から開始するのが自分の習わしとなっていて、当然、八坂神社の南側の入り口から参拝します。
ちなみに 祇園祭の主役は、山鉾巡行と思われるかもしれませんが、山鉾巡行は清めの儀式であり、本当の主役はこの「神輿」なんですよ。
この写真は長刀鉾です。
今年の粽は「長刀鉾」で購入するぞ!と思って立ち寄ったのですが、すでに本日分は売り切れており、購入することはできませんした。
「くじとらず」の名があるように山鉾巡行の先頭を受け持つ鉾だけのことはあります。
この後、あちこちにある山鉾を観て廻ったので、その代表的なものだけ紹介します。
この写真は、山伏山にある「茅の輪」です。
ここをくぐって厄除け、無病息災を願いました。
祇園祭では、各山鉾ごとに色んな催しがあって楽しい限りです。
山伏山の粽は「雷除け」に効果があるそうですが、自分には関係なさそうなのでパスします。
この写真は「黒主山」です。
赤文字のマークと黒色が渋くてかっこいいんですよね。
ここの粽は、泥棒、悪事除けに効果があるそうで、最後まで購入を悩みました。
とりあえずキープということで先に進みます。
この写真は「綾傘鉾」です。
応仁の乱以前からあった古い鉾で、ここの粽は「安産、縁結び」に効果があるそうですが、全く自分には関係ないのでパスします。
結局、購入したのは「保昌山」の粽になりました。
家への帰り道で最後に立ち寄ったのが「保昌山」だったのが購入した理由です。
(歩いて疲れてたし、戻るの面倒だったので。。。)
「蘇民将来之子孫」と書かれていない粽ですが、効果が「縁結び」だったので、この1年に何か良い縁ができればと思います。