真面目なほどに気まぐれ日記

日々の栄養補給として1日1回(?)を目安に投稿してみる日記です。

瀬戸内国際芸術祭2016夏(小豆島編3)

レンタルバイクに乗って

今日は、1日レンタルバイクでアート作品を観て廻る日です。

八幡橋前のバス停の近くにある「石井レンタサイクル」さんで原付バイクを借りて、さっそく大部港へ向かいました。

気温は朝から高かったのですが、バイクに乗っていると涼しく爽快だったです。

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大部港エリア

大部港へ行く途中に「大阪城残石記念公園」があり、そこにもアート作品「ダイナマイト・トラヴァース変奏曲」が展示されているのは分かっていたのですが、駐車場から展示物まで距離があったので、今後の予定を考えてスキップしました。

 

ちなみに大阪城の石垣は、小豆島から運んだのですね。

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大部港に到着し最初に観たのは「小豆島の木」という作品です。

木の根を全て掘り出した作品を観れたのは貴重な経験だったです。

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小豆島に来て一番観たかった作品「国境を越えて・潮」です。

それぞれの像には、各国の首都の座標と大部港からの距離が記されています。

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何が凄いかと言うと、日本が承認する世界の国の数(196)分の子どもの像が砂浜に設置され、波や雨に侵食されて次第に自然に帰って無くなっていく作品なので、儚さと日々作品の形態が変わっていくところです。

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最終的に柱と頭の部分にあるバラだけが残るそうですが儚い作品ですね。

これもリン・シュンロン(林舜龍)という台灣の方の作品で、やはり台灣の方との感性が合うのかもしれません。

そう言えば、高松にあった「国境を超えて・海」も同じ作者ですね。

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大部港に「宮古まもる君」がいたので写真をパチリ。

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肥土山・中山エリア

これは「猪鹿垣の島」という作品です。

約200年前に築かれたとされる小豆島特有の猪鹿垣を再築したとのこと。

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撮影不可だったので写真はありませんが、「猪鹿垣の島」を観る前に「うみのうつわ」という作品を観ました。

展示されていた舟が、瀬戸内の波に呼応し、呼吸しているかのように紺碧色に変化する仕掛けの作品は、すごく良かったのでオススメです。

 

 

これは「オリーブの夢」という作品です。

写真で見ると小さく見えますが、とても巨大な作品なんです。

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地元産の約4000本の竹で構築された巨大ドームは圧巻ですが、見た目と違って、靴を脱いで歩くと青竹踏みと同じで痛かったです。

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この作品もワン・ウェンチー(王文志)という台灣の作家でした。

ここまで台灣の方の作品が良いと、台灣まで足を伸ばして作品を観てみたいですね。

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三都半島エリア

小豆島ふるさと村に展示されていた「花寿波島の秘密」という作品です。

三都半島の沖に浮かぶ無人島、花寿波島をモチーフにした作品とのこと。

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「空想と虫籠」という作品です。

害虫と益虫、捕食者と被食者の関係を暗示するとのことでした。

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「段山遺跡群」という作品です。

段山に古代文明が存在したと架空の話を設定し、人体や建造物の断片、動物の立体作品を展示したとのこと。

よく分からなかった作品です。

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三都公民館で展示されていた「島の誕生」という作品です。

人の手から白い粉が海に注がれ、島が誕生する過程を映像で表現されていました。

写真だと小さいですが、体育館の大きさ全体に映写されているので、とても迫力があります。

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同じ場所に「チョウジガマズミについて」という作品も展示されていました。

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この三都公民館のボランティアさんも親切で、冷たいお茶や凍ったアイスなどを振る舞っていただきました。

とても暑かっただけに、とても嬉しかったです。

 

 

「境界線の庭」という作品です。

このあたりからカメラの動作がおかしくなってきました。

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「怪物と少年Ⅱ/この彫刻は一万年の生命を持ちヒトの一生の間には10mほど歩くⅢ」という作品です。

やはり、カメラの動作がおかしいです。

暑さでおかしくなったかな?

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サングラスをかけていたので気づきませんでしたが、よく見ると明るさがEOS M3の性能を上回っていたようです。

絞りをF5.6、シャッタ速度を1/4000秒でも対応できない明るさだったようです。

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「ククリヒメノソノ」という作品です。

掛軸や絵に描かれたものを消しゴムで消し、そのクズを利用して絵に書かれた物を立体化した模型が展示されていました。

このアイデアは凄いですね。

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「stories-House-」という作品です。

少し不気味な作品でした。

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「ひとりおどり」という作品です。

本脚で立つ姿を踊る人に見立ている作品だとのこと。

単なるテトラポットにしか見えない。。。

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「夕焼けハウス:存在の言葉としての家」という作品です。

あちこちの島にあった家プロジェクトでの基本形って感じです。

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草壁港エリア

流石に暑く体力の限界を感じたため、「オリーブの丘」で休憩を取りました。

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エアコンの効いた部屋で一休み。。。エアコンの有り難みを実感しますね。

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草壁港に到着し「Shodoshima Gelato Recipes Project by カタチラボ」や「小豆亭」を観て周ります。

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春会期では、ここに人が住んでいて、毎日、鍋を食べていたそうです。

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池田港エリア

土庄から出発するフェリーの時間まで少し時間があったので、当初予定になかった池田港に展示されている「Someone's Coming!」という作品を観に行きました。

ネタバレになるから詳しく説明できませんが、仕掛けがとても面白かったのでオススメの作品でした。

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土庄エリア

レンタルバイクの返却の前に立ち寄った「エンゼルロード」です。

前回は満潮で渡れなかったので、そのリベンジとなります。

今回は渡れたので、幸せが訪れるかな。。。?

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またまた、土庄港で「切腹ピストルズ」に出くわしました。

神出鬼没のはずなんですが、自分が行くと必ず出会うという不思議。

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この後、高松へ移動すると「高松まつり」の花火イベントが催されることもあってか、高松港は人で一杯になってました。

もう少し体力があれば花火鑑賞もしたんですが、さすがに疲れていたのでホテルでゆっくり休むことにしました。

 

感想

小豆島のアート作品のお気に入りとしては、「国境を越えて・潮」、「オリーブの夢」、「うみのうつわ」、「Someone's Coming!」、夕焼けに照らされる「太陽の贈り物」となりました。

アート作品も良かったですが、ボランティアの方に親切にしていただけた事がとても印象に残っています。

それと、夏会期に行くのは暑さと体力的にきついです。できれば、春か秋会期に行くことをオススメします。

 

小豆島編おわり。