今回の芸術祭は760平方キロメートルという琵琶湖や東京23区と同じ広さに拡散されて展示されており、予定している日程で全部の作品を観て廻るのは無理がありました。
なので、代表的な作品をピックアップして廻っていく必要があります。
とりあえず、アジア芸術村・津南エリアをスキップして、次に向かうのは清津倉庫美術館・中里エリアにしました。
釜川の土手にある公園にポチョムキンという作品が展示されています。
コールテン銅の壁で出来ていて、錆びた金属のためか不思議な空間が広がっていました。
2003年の作品なのですが目新しさ満点の作品です。
いまいち訳が分からない作品なのですが、過去の経験からアートは意味を考えるより雰囲気を感じる方が良いように思います。
清津川フレッシュパークに「ここで、深呼吸」という作品があります。
竹で作られた2015年の新作で、竹好きの自分にとって一緒に作ってみたくなるような作品でした。
作品の中に切り株のような椅子が置かれていて、ゆっくり休憩ができるようです。
炎天下の中、時より吹く涼しい風がとても気持ちよかったです。
同じ場所に吉田明さんの「エターナル」という作品がありました。
どうやら陶器の椅子だそうです。
自分が座るには少し小さかったですね。。。
清津川フレッシュパークから少し行った場所にある桔梗原うるおい公園に「たくさんの失われた窓のために」という有名な作品があります。
2006年に制作された作品ですが、四角い枠が越後妻有の風景を切り取っており、四季折々に変わる妻有の景色によって、常に新しい作品のように思える素敵な作品だったです。
白羽毛という場所に青木野枝さんの「LIKE SWIMMING」という作品がありました。
これは水の中にできる泡をイメージしているのでしょうか?
しかし、どこかで観たことがあるぞ。。。
そう!これも瀬戸内国際芸術祭の豊島で観た「空の粒子/唐櫃」と同じ作家さんの作品でした。
この後、このエリアのメイン会場である「清津倉庫美術館」に向かいます。
この「清津倉庫美術館」には、沢山の作品が展示されていました。
この写真は、遠藤利克さんの「空洞説」という作品。
作品が 炭化されているため、重厚で独特な作品に感じますね。
原口典之さんの作品と奥に青木野枝さんの作品も展示されていました。
失礼な言い方ですが、なんか工事現場に置かれている部材って感じが。。。
戸谷成雄さんの「ミニマルバロックⅣ」という作品です。
柱状の作品が26体並んでいて、チェーンソーで作成されているそうです。
まるで、北海道旅行で観たアイヌ作品のようです。
2階には東京電機大学山本空間デザイン研究室+共立女子大学堀ゼミの作品が展示されていました。
このビー玉を1人1個転がして、最終的に作品を完成させるようです。
自分も1個転がしておきました。
つづく。