瀬戸内国際芸術祭2010(高松編)

今回は、出張で高松に行く機会に恵まれたため、ついでに「瀬戸内国際芸術祭2010」なるイベントを見に行きました。

これは、香川県の直島、豊島、女木島、男木島、小豆島、大島、高松港周辺、岡山県の犬島を会場に、７月１９日から１０月３１日まで開催されている現代アートの芸術祭です。
自分的には、今年の５月に直島へ行った時の続編で、前回は雨でしたが今回は快晴で楽しみな旅行、いや出張です。

高松での会議は昼からとなったので、青春18切符の残り１回を利用して高松へ行く事にしました。
JR高松駅周辺は、瀬戸内国際芸術祭の垂れ幕に大賑わいです。
直島の時も感じましたが、このイベントに参加されているボランティアの人の親切さには感動します。

早々に会議が終わり、最初に向かったのは「ピー・アール・オー・エム」をいう現代アートです。
かつて高松港管理事務所だった建物がミラーパネルで覆われ周囲の風景と同化させると書かれていましたが、周辺の風景とは異質なものに感じました。

建物の中には、スクリーンで写真にあるようなものが映写されています。
カフェや時刻表など多様な痕跡をレリーフ状にして展示とされていますが、自分には分からない状態に陥ります。

次に向かったのは、高松港にある「Liminal Air- core-」という作品です。
時とともに変わる光と空気の色、景色が、鏡面に仕上げられた柱の表面を変化させる。その柱は、普段意識することのない自分の外側の形（空気）を回転させた形であると書かれています。
作者の意図は読み取れませんでしたが、とても綺麗なアートで高松の玄関口に似合う作品だと感じました。

これらの作品を鑑賞することで、直島の時に感じた不思議な感覚がよみがえってくるのでした。